私は、 PCIまたはAGPを使用している場合どのように私は知っている
メモリー最大容量の秘密
私、マックメムの店長猪川でございます。この度はマックメムにお立ち寄りいただきまして誠にありがとうございます。
あなたはご自分のマシンのメモリーの最大容量をご存じですか?
もしご存知でなければ、当ページの最後の一覧表をご覧下さいませ。
もしご存じならば、それが本当に正しいか、当ページの最後の一覧表をご確認下さい。
これを見て気づいた方もいらっしゃると思いますが、マニュアルに書かれている最大容量よりも実際には多くのメモリーを搭載することが出来る機種が多いのです。
あまり知られていないのが以下の機種です。
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PCIマック(主にPM7500-9600)に128MBメモリーが搭載出来ること。
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ベージュG3に256MBメモリーが搭載出来ること。
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旧iMac・PBG3 WallStreet/ Lombardの裏表に256MBメモリー、合計512MBにすることが出来ること。
です。
実はこの最大容量に関する質問やご意見は、未だに多くのお客様から頂きます。
"マニュアルには64MBまでしか対応していないと書いてありますが、マックメムさんの128MBは動作するのですか?"とか、"マニュアルには128MBまでしか
対応していないのに、マックメムさんのメモリーの最大容量は間違っています。"なんていうご意見まで様々です。
私はデジタルカメラには何を求めますか?つまり、多くのユーザーはこの最大容量に関する事実を知りません。知っている人は知っている
んですが、初心者、中級者の方にはあまり知られていない事実のようです。つまり、多くのユーザーがメモリーをもっと搭載できるにも関わらず、その恩恵を受けていないということになります。これはもったいない!というのが私の率直な気持ちです。メモリー搭載量が少ないと、システムが不安定になったり、複数のアプリが開けないとか、特定のアプリの動作が遅くなる、なんてことが発生します。
メモリーをどのサイズまで認識するかはマザーボードの設計によります。つまり設計では大きなメモリーを認識するようになっているに もかかわらず、マニュアルには小さめのメモリーまでしか搭載できないと書いてあることになります。
では、なぜこのような大切なことがマニュアルに書かれていないのでしょうか?
正確なところはアップルは教えてくれませんので、私が勝手な推測ですが、以下のようなことが言えそうです。
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発売当初は大きなメモリーが世の中にないが、後日大きなメモリーが現れた。これは旧デスクトップのPCIマックの128MBメモリーなどがよい例かと思います。
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将来性を見据えて設計されている。
1の補足ですが、将来的に大きなメモリーを載せられるように設計しておいて、新機種の発売時にメモリーの搭載量もアップして、旧機種と差別化を図ろうとした。 -
マニュアルがアップデートされなかった。
大きなメモリーが取り扱えるように設計が変更になったものの、
マニュアルがアップデートされなかった。
ま、いづれにしても、事実は事実。この事実を知らずに損をしている方がいるといけないので、
こんなことを書いてみました。
このメモリーの最大搭載量についての今だから言える秘密の話を1つ。
PowerBook2400は長いこと最大増設容量は64MBと言われておりましたが、実は後に96MBまで搭載できることがわかりました。で、この情報を日本の某メモリーメーカーにこっそり流したのは私、猪川です(I社のMさん、もう時効だから許してね)。
その当時PowerBook2400には64MBのモジュールしかなく、128MBを是非とも作って欲しいという!というメモリーメーカーへのユーザーの働きかけが起きていました。
メモリーメーカーも一生懸命やっていたと思うのですが、難航していました。
それもその� ��ず、PowerBook2400は128MBをサポートするようには設計されていなかったのです。
その当時私は今は亡き米国のアップグレードカードメーカーのN社にて働いておりました。
で、その当時N社ではG3の製カードが大ヒット。1枚10万円を超えるカードがざらにありましたが、それが作ればどんどん売れていく状態。なんせ、その当時の604やら603のパフォーマンスの2倍とか3倍とかのスピードが出るようになったのですから、無理もありません。
で、N社はその勢いに乗ってPowerBook2400のアップグレードカードをつくることになりました。そして、とあるご縁で、デザインはN社、製造はPowerBook2400のOEM先である日本のI社が行うことになりました。
これはN社にとっても心強いものでした。� ��んせ、2400を世界で一番知っているI社のエンジニアがこのプロジェクトに参加してくれたのですからです。
20ギガバイト私はポッドの価値はいくらですかで、その打ち合わせの時のこと、そのエンジニアのMさんが持っていたPowerBook2400にはなんと96MBのモジュールが載っていたのです。えー!?こりゃびっくりですよ、それまでの常識では
PowerBook2400には64MBしか搭載できないことになっていたのですから。
彼曰く"1バンク32MB分を余計に認識しますが、アップルには内緒で、隠してあります"とのこと。
実はこれもMさんが教えてくれたI社での開発裏話ですが、I社ではアップルがPowerBook2400の設計を依頼して来たときに、ハードの設計は以下の3点を盛り込んだそうです。
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CPUははドーターカード式にして将来G3カードに載せ替えられるようする。この時のアップルの要望はCPUは3400と同じマザー直付け。
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PCカードスロットのカードバス対応。
この時のアップルの要望はPCMCIAカード対応のみ。 -
G3用にメモリーも大きなものが必要になるだろうと増設できるようにしておく。この時のアップルの要望最大64MB。
で、こんなことアップルに素直に話しても却下されるので、1については製造での品質向上を理由にし、2と3については隠しておいたという理由らしいのです。
ところがご存じのとおり、ジョブス氏の一言でPowerBook2400は603eのCPUで終わってしまうわけで、この機能は日の目を見ることなく終わることになります。
で話を戻して、私はまずMさんの説明をもとに自分でこの96MBを自作することにしました。この時N社製のPB2400用64MBモジュールはたくさんありましたので、それを開発目的で1枚もらい、そしてそのモジュールに使用されているメモリーチップを4つこれまた、開発目的でストックからもらってきました。
で、どうやって作るかというと既存のモジュールの表面にある4つのメモリーチップの上に4つメモリーチップを重ねます。亀の子状態にするわけです。そして、下のメモリーチップの足に上の足をはんだづけするわけです。1つのチップに52ピンあって、それが4つもあるわけです。ピンとピン間がコンマ数ミリですから、1本1本丁寧に息を殺しながら、半田づけしていきます。 拡大鏡みたいなものを通してせっせとハンダ付けします。それが終わると、今度は上のピンと下のピンがちゃんとハンダ付けされているか、テスターで導通テストをします。で、全部パスするまでに、ざっと4時間ぐらいはかかりました。肩はもうこりまくりで、こちこちです。そして、1ピンだけジャンパーして、接点の1つにはんだづけしてできあがり。
で、装着して2400を起動すると、ハードの問題を知らせる悲しいガラスの割れる音。
どこかのピンがショートしていないか、またはどこかのピンがハンダ付けされていないのか1本1本またチェック。で、それを数回繰り返してやっとハッピーマックが登場。うれしかったです。
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